結束

日本工営創立75周年記念式典/Nippon Koei 75th Anniversary Ceremony

創立75周年を迎えた2021年6月7日、日本工営創立75周年記念式典が行われました。式典は日本工営 東京本社から、グループ会社を含む世界中の拠点に向けてライブ配信されました。

本社から世界の拠点へライブ配信

創立75周年を迎えた2021年6月7日、日本工営創立75周年記念式典が行われました。式典は日本工営 東京本社から、グループ会社を含む世界中の拠点に向けてライブ配信されました。

開会の挨拶では有元龍一社長が登壇し、日本工営グループで働く従業員に対して謝辞を述べるとともに、日本工営グループ75年の歴史を振り返り、100年企業に向けての決意を語りました。

続いて玉野総合コンサルタント社長の牧村直樹氏と、英国BDP HOLDINGS会長のChris Harding氏からの祝辞が紹介されました。2021年は玉野総合コンサルタントが70周年を迎え、BDPが60周年を迎える節目でもあります。

玉野総合コンサルタント 代表取締役社長 牧村直樹氏

玉野総合コンサルタント 代表取締役社長 牧村直樹氏

BDP HOLDINGS 会長 Chris Harding氏

BDP HOLDINGS 会長 Chris Harding氏

75周年記念事業紹介

続いて、75周年を記念して企画された8つの記念事業について成果発表が行われました。

まず75周年記念事業室の蛭崎泰室長から、75周年を記念して作られたロゴとスローガンに込められたメッセージについて説明があり、続いて稲田義克統括から、本社2階に創設された「日本工営ギャラリー」の展示内容と、創業者の久保田豊が設立し現在も日本工営グループが支援を行っている「久保田豊基金」の紹介動画の内容が紹介されました。

その後、
・創業から75年の歴史をまとめる社史編纂事業
・創業期からの一次資料を収集しデジタル化するアーカイブス編纂事業
・代表的なプロジェクトをVRや学習機能を備えた多機能動画として資料化するプロジェクト記録編纂事業
・日本工営グループオリジナルの“NK体操”制作等、「全社員健康化計画」を推進する健康推進事業
・日本工営グループの専門分野をピクトグラム化しPRツールとして社員へ供用する「シッテモラウプロジェクト」やグループの結束・強み・感謝をグループ内でシェアする「NKGアートコンテスト」を企画する記念広報事業
など、各記念事業について担当者から報告されました。
(プロジェクト記念編纂、健康推進、記念広報については、2018年にグループ内公募によって選ばれた事業です。)

(上段左)社史編纂事業の紹介、(上段右)アーカイブス編纂事業の紹介、(中段左)記念広報事業「シッテモラウプロジェクト」の紹介、(中段右)記念広報事業「NKGアートコンテスト」、(下段左)健康推進事業の紹介、(下段右)プロジェクト記録編纂事業の紹介

(上段左)社史編纂事業の紹介、(上段右)アーカイブス編纂事業の紹介、(中段左)記念広報事業「シッテモラウプロジェクト」の紹介、(中段右)記念広報事業「NKGアートコンテスト」、(下段左)健康推進事業の紹介、(下段右)プロジェクト記録編纂事業の紹介

100年企業を目指すための長期経営戦略

式典後半では、7月から開始する日本工営グループの長期経営戦略について説明されました。

・長期経営戦略の発表

まず、有元社長から長期経営戦略の概要について社員へ発表がありました。

2030年をゴールとする長期経営戦略のコンセプトは、「共創(ともにつくる)。限界なき未来に挑む」。これは100年企業への序章として位置づけられる戦略であるとし、策定の背景には、世界的なメガトレンドである急速な都市化の進行、気候変動と資源不足、人口構造の変化、世界の経済力のシフト、テクノロジーの進歩といった様々な社会課題に果敢に挑戦し続けるために、日本工営グループの強みを支える源泉である社員一人ひとりが持つ、技術に代表される「知(wisdom)」という資産を最大化し、社員同士はもちろん、グループ会社間、顧客、パートナー企業、地域社会と共に創る力を持つことが大切であると説明しました。
そして、2030年、日本工営グループは世界が価値を認める会社、世界になくてはならない会社となることを目指していこうと語りました。

・グループ会社からのメッセージ

続いて、各国のグループ会社を代表し、第一線で活躍している従業員が「100年企業を見据えた日本工営グループについて」のビデオインタビューに答えました。

(上段左)PHILKOEI INTERNATIONAL Technical Services Officer Patrick John R.Ramos氏、(上段右)NIPPON KOEI LAC PMO Manager Anitxis Hernandez氏、(中段左)コーエイリサーチ&コンサルティング 執行役員 兼 コンサルティング事業部 副事業部長 坪郷 太郎氏、(中段右)BDP HOLDINGS Architect Director Kathryn Tombling氏、(下段左)玉野総合コンサルタント 統括事業部 都市再生部 川口 充廉氏、(下段右)NIPPON KOEI ENERGY EUROPE Senior Finance Manager Wesley Stam氏

(上段左)PHILKOEI INTERNATIONAL Technical Services Officer Patrick John R.Ramos氏、(上段右)NIPPON KOEI LAC PMO Manager Anitxis Hernandez氏、(中段左)コーエイリサーチ&コンサルティング 執行役員 兼 コンサルティング事業部 副事業部長 坪郷 太郎氏、(中段右)BDP HOLDINGS Architect Director Kathryn Tombling氏、(下段左)玉野総合コンサルタント 統括事業部 都市再生部 川口 充廉氏、(下段右)NIPPON KOEI ENERGY EUROPE Senior Finance Manager Wesley Stam氏

・有元社長・新屋次期社長トークセッション

その後、有元龍一社長と7月1日から社長に就任する新屋浩明次期社長が登壇し、長期経営戦略のコンセプトやキーとなる戦略についてのトークセッションが行われました。

有元社長は「複雑化する社会問題や技術の進歩に対応するためには、社内外のパートナーや地域の人々と一緒になって課題解決に取り組むことが大切。そこから出てきたコンセプトが『共創』である」とし、「今後はさらに純粋持株会社をコアとした事業会社群によるマトリクス経営を推進し、Think Globally, Act Locallyの考え方を進化させ、グローバル企業への道を歩みたい」と語りました。

新屋次期社長は「自律と連携、これに共創を加えた施策が『NKG強靭化』である」とし、「『共創』を加速させ生産性や付加価値の向上にむけて、DX(デジタル・トランスフォーメーション)も積極的に活用していく。」と話しました。

最後に新屋次期社長が「日本国内では圧倒的ナンバーワン企業に、そして世界ではトップクラスのコンサルタント&エンジニアリング企業集団となることを目指したい」と展望を語り、世界中でタッグを組む日本工営グループの仲間たちの共創と結束をグータッチで表現しました。

閉会の挨拶では高野登会長が登壇し、「今日のわが社の成長は、創業者久保田豊の信念である誠意と挑戦の気概が受け継がれてきたからにほかならない。この理念を未来へつなぐことが大切だ」と世界の仲間たちへ呼びかけ、式典を締めくくりました。

プログラム/Program

1.開会挨拶/Opening Remarks
2.祝辞/Congratulatory Speeches
3.75周年記念事業成果発表/Achievements of the 75th Anniversary Project
4.100年企業を目指して(長期経営戦略発表、グループ会社インタビュー、トークセッション)/Aiming to Become a 100-Year Company (Long-Term Management Strategy, Video Interviews with Group Companies, Talk Session)
5.閉会挨拶/Closing Remarks